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全部嫌いで全部好き


これまでの人生、女子と帰るなんて、信じられないことだった。

でも、今こうして隣には珠洲がいる。

「ねえ、珠洲。君は、一人っ子?」

珠洲「はい、、じゃなくてうん!一人っ子。お姉ちゃんがうらやましい。」

「ううん。お姉ちゃんなんていい物じゃないよ。毎日殴ってくるし、おやつはお姉ちゃんの方が多いし、

両親も、お姉ちゃんの受験にかかりっきりで、僕の言うこと聞いてくれないし、それから、それから・・」

こんな僕の愚痴を珠洲はクスクス笑って聞いていた。

珠洲「そういえば、真寿君の時に、三鈴は、私のことを、一番最初に好きになった。と言ったね。」

僕は思い出して顔だ真っ赤になった。

「いや、、あれは無性に腹が立って、それで・・・・・」

僕の言葉を遮るように珠洲が口を開いた。

珠洲「人を好きになるのに順番なんて関係ない。」

僕は、本当のことを言われてウッとなった。

珠洲「でも、嬉しかった。ありがとう。」

珠洲は、少し照れくさそうにへへっと笑っていった。


「えっじゃあ!!!」

僕はうれしすぎて、勝手に舞い上がっていた。

珠洲「でも付き合うのはダメ。まだ三鈴のことをよく知らないから。

「だよねえ。」

僕は、しょんぼり。と音が鳴りそうなほどがっかりした。

珠洲「あはは!本当に三鈴は分かりやすいねえ、」

そして家に着いた。明日の朝一緒に行こうと約束をして、まだ鳴りやまない心臓のまま、家にかえっ

た。

うぶでシャイな三鈴を、どうぞ応援ください!!
<2016/12/31 14:15 A>消しゴム
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