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よばないで
- 10. -

朝。今日も私は、絵美里と百恵と一緒に登校する。

最近は、百恵と祐也が話していてもあまり気にならない。
祐也と百恵、そして、私は、席がすごく近いんだけど、そんな近距離で2人が話していても、別に大丈夫。まあ、最初はイライラしてたけどさ。(笑)


ー1時間目ー

ころん。横方向から、消しゴムが転がってきた。
誰の?これ。

祐也『祐莉、とってそれ!』コソッ

祐也.…
はい、と消しゴムを渡す。

今、名前呼ばれた。

_ドキッとしてしまう。

_忘れかけてたのに。

_なんで話しかけるの?

_なんで名前なんて呼ぶの?  

_よばないで。

その日は、あまり授業にも集中出来なかった。


ー夜ー


今日は水曜9時のドラマ、水9の最終回。

私も今見てる。

ヒロイン役の女優さん、可愛いんだよね。

『私、黒野さんが好きなんだ。黒野さんに名前呼ばれるだけで、嬉しいの。
 そんなの、黒野さんだけ。だから、ごめんなさい。』

よばれるだけで……。

クライマックスを迎えたわけでもないのになぜか涙が溢れてきた。


祐也だけ……

私が好きなのは、祐也だけ__。

いいのかな?告白しても。

想い、伝えても。

その日は、なかなか寝付けなかった。





<2016/12/23 08:57 signal>消しゴム
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