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- 失態 -

人の心はいつも真っ黒に染まっている。そんな人間の願いをかなえるなんてもう飽きてしまった。

「神様。お願いです…」

ほら。またお願いに来た。かなうわけないのにね。

「この体を、直してください。」

彼女が服の中から出したのは、傷ついた猫。へえ。いまどきこんな子いるんだ。

久しぶりに見た白い心を持った人間に、思わず手が動き、猫を直してしまった。

その後も、その少女はいいことばかりをしていた。私はもう、すっかり心を許していた。

しかし、ずっとついていくようになると、そこには真っ赤な部屋と真っ赤に染まったからす。いや。真っ

赤な地に真っ白のペンキを塗られていた。

「ここの神様は黒が嫌いなの。だから黒のお前は存在しちゃいけないの。」

私が間違っていたのかな。黒なんて、いいこともあったのに。あの時手を動かしたせいで。

もう、私この世界から消える。こんな私が、神で会っていいわけがない。

久しぶりの投稿です!
<2017/03/12 16:09 A>消しゴム
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