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- 内側 -

私が初めて見た物は色。

その時、この世にこんな素晴らしい物があると知った。

そして、こんな醜いものもあると知った。

今私が見ているのも色。世界は、色で埋め尽くされているんだ。

私には、嫌いな色なんかない。好きな色もない。

好きなものは作っちゃいけないのが、うちの決まりだから…。

でも、ある人の色はとてもきれいだった。透明感があって、あばれださないで・・・。

そんな出会いが何度かあって、私の体には、日に日に茶色のあざが増えていった。

それで、私はきづいた。私が恋するのは、「色」なんだ。

しかし、父にそれを知られてしまった。

私は、父に殺されかけた。だから、せっかくだから、最期に、父の色も見たいと思った。

だけど、父の色は見えなかった。ああ。そうか。


       外で見れないのなら、内側のを見ればいいや。

そして、次に目の前に現れたのは、おびえた顔をした父だった。

だっさ。大人にもなって、そんな顔するなんて。

父の内側の色は赤だった。それから、何人もの内側の色を見ようとするけど、みんな赤なんだよね。

赤赤赤赤。

もっといろいろな色が見たいのにな。誰か、赤以外の色を見せてよ。

綺麗な青とかさ。

今回は、内側の色です。ちなみに赤は、血です!!
<2016/12/20 11:08 A>消しゴム
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