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僕は電車で通学している。だからというわけでもないが、灰色が好きだ。

なぜかは分からない。どこにでもある色だからだろうか…。なぜかわからないけど好きだ。

いつもグレーのぱーかーを着て、通学している。なんか、僕に会うらしく、何回か写真も撮られた。

うれしいな。僕に灰色ってこんなに会うんだ。

いつもいつも思うんだ。別に、色って存在していて、いいとおもう。でもね、ピンクは嫌いだ…。

男女問わず着られるのが「色」じゃないのか?

なのに、それにしっかり線を引いちゃってくれたのが、「ピンク」だった。

だから、原宿とか、ピンクとは、ほど遠いところで生活している。

灰色と、少しでも近くにいたい…。両親が、新しい服を買ってくれた。

箱を開けると、桜くらいの薄さのピンクのワイシャツが入っていた。

だめだね。両親は僕の好みを分かっていない。両親だから、絶対わかっているはずなのに。それなの

にどうして知らない。

ああ。わかった。きっと。いや。絶対僕のことを愛していないんだ。

だから、僕は、わざわざ東京に来て、殺してやった。

両親がいないと、この家も狭いなあ。と思い、部屋の引き出しとかをかったっぱしからあけていくと、母


さんの日記帳が見つかった。

『あの子は、今日も電話をくれない。将来に向かって頑張っている姿を、応援してあげたい。3月1日』

??何を書いているんだ。

『今日、インスタをチェックしたら、灰色のパーカーを着たあの子の姿。あれ?なんでだろうと思いコメ

ントみる。♯通勤中 ♯めちゃ気もいんすけど(笑)。 あの子、大ジョウぶかしら。3月2日』

ああ。良く写真撮られるのはそのせいだったのか…。似合ってなかったんだな…。

『そんな写真が、何回もアップされているので、今日は、春にちなんで、桜色のワイシャツを買った。

あの子、ピンクが嫌いだけれど、気に入ってくれるかな?3月3日』

『あっ!あの子が帰ってきた!!急に帰ってきてくれるなんて、うれしい!今からわくわくです!3月4

日』

日記は、今日ので終わっていた。しかもそれは多分、僕が帰ってきたとき書いたんだ。

涙が出てきた。ごめんよ。かってな早とちりで…。って。

取り返しのつかないことをしてしまった。

こんなにも僕のことを心配してくれていたのに・・・・。

こんなにも、僕が帰ってくるのを楽しみにしていたのに。

あの日以来、僕は、桜色のワイシャツを着て過ごしている。心を灰色に閉ざしたまま・・・・。




終わりです!!!亀春さんのリクエストです。どうでしょうか??

なんか、最後切ない…。怖くなくてすみません泣
<2016/12/20 19:14 A>消しゴム
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