3人目の伝説(レジェンド)
- 探偵なんてアテにならんわ -
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「実はね…」
『はい…?』
「ウチ(この探偵社)、結構赤字気味なんだよねぇ…」
『はぁ!?』
俺は佐々 貫太(ささ かんた)。
この探偵社に勤めて半年が経とうとしている。
基本勤務は物探しやちょっとした人助け。
ドラマや漫画のようなかっこいい仕事なんて入ってこない。
そんな小さい会社が赤字なのも理解できるが、いくらなんでも給料が少なすぎる。
そこに書いてあった詳細書は、まるで拷問を受けているかのような額だった。
『ヤバくないっすか?今までこんなこと無かったじゃないですか!』
「でもねぇ…。社長ももう歳だし、社員も充実してるとは言えないし…」
係長はため息をつきながら頭をかいて考え込んでいる。
この人にも家庭があるのだ。
そりゃ、見過ごすわけにはならない。
『それって…!い、嫌だ!俺はかっこいい探偵になりたかったのにっ…』
「んな夢みたいなこと言ってないで、君も結婚とかすればいいのに」
俺が結婚しない理由はちゃんとあるのに。
①金がないから
②出会いがないから
…そして最大の理由は、
③ドルオタだから!!
そう。
俺は過剰なほどにアイドルの虜と化している。
『ちょ…係長だって、俺がドルオタだって知ってるじゃないですか!』
「あはは。んー…でもここに長く勤めるのはやめたほうが良い」
『…あんたがそんなんでどうすんだって』
俺は一週間の休みを貰うことになった。
正直金にはかなり困っていたが、本社のことを第一に考える。
俺が初めてやりたい、と思った仕事だからだ。
社長はとても優しい爺さんだ。
成人して行き場のない俺を勧誘してくれた本人だから。
この休みで最近流行ってるアイドルのライブにでも覗いてみるか、と考えた。
確か…実の双子のアイドルがすごく可愛いんだっけ。
ぐー◯るで検査すると、「れなめる」というアイドルユニットが見つかった。
これだ!!
このまま仕事を失ったらこんなライブにも行けない。
もしかしたらこれが最後かもしれないのだ。
俺は大きく深呼吸し、ライブのチケット購入をクリックする。
お買い上げの画面が自然と緊張を掻き立てる。
『っしゃああ!!探偵として、1人のドルオタとして行くぞ!』
この時は浮かれすぎていて何をしていいのか分からずにいた。
が、…
この後に起こる最後の最悪な事件があることを、まだ知らない。
『はい…?』
「ウチ(この探偵社)、結構赤字気味なんだよねぇ…」
『はぁ!?』
俺は佐々 貫太(ささ かんた)。
この探偵社に勤めて半年が経とうとしている。
基本勤務は物探しやちょっとした人助け。
ドラマや漫画のようなかっこいい仕事なんて入ってこない。
そんな小さい会社が赤字なのも理解できるが、いくらなんでも給料が少なすぎる。
そこに書いてあった詳細書は、まるで拷問を受けているかのような額だった。
『ヤバくないっすか?今までこんなこと無かったじゃないですか!』
「でもねぇ…。社長ももう歳だし、社員も充実してるとは言えないし…」
係長はため息をつきながら頭をかいて考え込んでいる。
この人にも家庭があるのだ。
そりゃ、見過ごすわけにはならない。
『それって…!い、嫌だ!俺はかっこいい探偵になりたかったのにっ…』
「んな夢みたいなこと言ってないで、君も結婚とかすればいいのに」
俺が結婚しない理由はちゃんとあるのに。
①金がないから
②出会いがないから
…そして最大の理由は、
③ドルオタだから!!
そう。
俺は過剰なほどにアイドルの虜と化している。
『ちょ…係長だって、俺がドルオタだって知ってるじゃないですか!』
「あはは。んー…でもここに長く勤めるのはやめたほうが良い」
『…あんたがそんなんでどうすんだって』
俺は一週間の休みを貰うことになった。
正直金にはかなり困っていたが、本社のことを第一に考える。
俺が初めてやりたい、と思った仕事だからだ。
社長はとても優しい爺さんだ。
成人して行き場のない俺を勧誘してくれた本人だから。
この休みで最近流行ってるアイドルのライブにでも覗いてみるか、と考えた。
確か…実の双子のアイドルがすごく可愛いんだっけ。
ぐー◯るで検査すると、「れなめる」というアイドルユニットが見つかった。
これだ!!
このまま仕事を失ったらこんなライブにも行けない。
もしかしたらこれが最後かもしれないのだ。
俺は大きく深呼吸し、ライブのチケット購入をクリックする。
お買い上げの画面が自然と緊張を掻き立てる。
『っしゃああ!!探偵として、1人のドルオタとして行くぞ!』
この時は浮かれすぎていて何をしていいのか分からずにいた。
が、…
この後に起こる最後の最悪な事件があることを、まだ知らない。
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