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殺意とキミと私の記憶
- 第5話「失われた記憶」 -

ブレイド「はあ…あの頃からもう二年か…早いもんだな…エリー。」

ヒュウゥゥ…!……トッ……

エリー「まったく……独り言が多いです。ブレイドさん。」

ブレイド「すまんすまん…だがそろそろはなした方がいいんじゃないか?」

エリー「そうですね。キリとキル君を呼んできてください。」

ブレイド「あぁ……」

エリー「とうとうキリと正式に会えるなんてね……」

キリ「何ですか…話って…」

キル「面倒だな。」
 バタン…

キリ「……!」

エリー「キリ……」

キル「!」

キリ「あの時の女の人……?」

エリー「覚えてる?」

キリ「…………‥………‥……」

エリー「私はエリー・ソリテュード、よろしくね!」

キリ「………‥エ……‥…リー……‥……さん………」

エリー「私はあなたの失われた記憶を呼び起こすことができます。」

キリ「失われた記憶……?」

エリー「うん。だから二人きりになるけどいいかな……?」

キリ「あ……はい…」

ブレイド「キル、しばらく外に出よう。」
 バタン…
エリー「キリ、手を繋いで……」

キリ「うん。」
 パシっ
エリー「頭痛いかもだけど我慢して。」
 コツン。

エリーは呪文を唱え始めた…

エリー「我が一族の先祖シルフよ。世界の王シルフよ。我が妹、キリ・ソリテュードの記憶を呼び起こしたまえ。時の力を!風の力を!」

ヒュウウウウ!!!!!

キリ「うわああああ!!!あああ!うう……うう……」

その瞬間、忘れていた記憶がよみがえってきた…

      ───────。

キリ「姉さん!行かないで!エリ姉さん!行かないで!」

母親「エリ姉ちゃんはね、キリ…遠いところへ行くのよ…」

エリー「キリ……姉ちゃんがおまじない教えてあげる。」

キリ「どんなの?」

エリー「嫌なことがあったらこうやって頭をコツンって合わせる。分かった?」

キリ「コツンってするの?」

エリー「うん。」
 コツン。
キリ「……あれ……何してたっけ……」

母親「キリ…帰るわよ。」

キリ「うん……」

エリー「さよなら…」 

                  つづく

<2016/12/23 20:12 死神Sinigami>消しゴム
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