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殺意とキミと私の記憶
- 第十三話「生まれてきた君へ」 -

あれからキリたちは、クルーアル•シャープ区から60kmほど離れた、未開拓地に向かっていた。途中でエレガンス街の北西、ディナイで一休みをした。
ブレイド「あと一日ここに留まったら出発だ。もう行っても良いように、荷物をまとめ始めなさい。」
キル「わかった。」
ブレイド「キリ、オベロンの家の中にあった物だ。これはお前が持ったほうがいい。」
 ブレイドが渡したのは、一通の封筒。
キル「じゃ、オレと父さんは買い物に行ってくるから。」
 バタン。
キリは早速封を開けた。カサッ。

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 ー生まれてきた君へー
私は、君の母親、メリュジーヌだ。君はきっと、私の顔を知らないだろう。声も聞いたことが無いだろう。でも、君は私の子供だ。まぎれもない……私の。これは君の生まれてくる前に書いたものだ。だから、まだ君を抱いた事もないし、顔も見たことも無い。今も、この先も。
 どうか、封筒の中にある物を肌身離さず持っていて欲しい。そして、謎に包まれた、ソリテュード一族と王家の関係を解き明かしてほしい。私の願いは、君が死なないでいてくれる事と、一族の呪いを解くこと。それだけだ。
                君の母親、メリュジーヌ•ソリテュード
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封筒の中には、硝子だろうか……いや、水晶でできた小さな水晶玉のネックレスが入っていた。
キリ「綺麗………」
 キリはこの手紙によって、人生が大きく左右される事になる。

<2017/04/10 17:28 死神Sinigami>消しゴム
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