ジグロ「あっ!」
アラバ「どうした?」
ジグロ「キリ姉ちゃんに返すの忘れた!」
ダダ、ダダダ……
ジグロ「キリ姉ちゃんかな?足音が…」
ウオォォォォォン……ウオオォォォォン……
アラバ「狼だ!近くにいる!逃げろ!」
ガルㇽㇽㇽㇽㇽㇽ…グルルルル……
狼が、二人のいるところまで来るのに、さほど時間はかからなかった。
ガウ!ガリ!狼は、ジグロの乗っている馬に噛みつき、驚いた馬はジグロを振り落とした。
ジグロ「キャア!」ドサッ。
アラバ「ジグロ!」
ウオオオオオン!!!
狼が遠吠えをすると、ジグロが持っているネックレスが青く光りだした!
ジグロ「お兄ちゃん!ネックレスが……ひ…光ってるよ!!!」
バッ!ジグロは、とっさにネックレスを狼に投げた。
アラバ「逃げるよ!」
アラバはジグロを馬に乗せて、家路を急いだ。
シュウウゥゥゥゥゥ……
狼は倒れ、段々と人間の姿になっていった。その人物はなんと、キリだった…
倒れているキリをよそに、水晶玉は青白く光っていた。
