6コール過ぎてもしつこく鳴り続ける携帯を、仕方なく手に取る。
朝から面倒にも程があったが、これ以上出ないと後が面倒なのも確か。
俺はまたぶり返した欠伸を噛み殺しながら、「はい」と電話に出た。
『遅い!! 私からの連絡には3コール以内に応答しろといつも言っているだろうが。』
「無理無理…俺そんなに俊敏じゃねぇし…… 何の用事だ…」
私に向かって無礼だな貴様は。
高慢極まりない態度で憤慨を示すのは、うちの七人兄弟 次男である
傲慢を司る悪魔、偉癖(いくせ)だ。
真の姿はルシファーという翼の生えた大きな悪魔。
次男、と言いつつも、俺と偉癖は双子だから大した差はないのだが。
『お前、天気予報を見たか?』
「てんきよほー? 当たり前だろ、見てねぇよ。」
『何が当たり前だ馬鹿者が。………午後から雨だ。』
「…はぁ? んだよ、それだけか?」
話聞いて損した。
そう思うより先に、偉癖の方がまたもや怒鳴る。
『本物の戯けだな、貴様は。
私が、お前に今日の天気を伝えるため、時間を割いて電話をかけると思うのか?』
「うるせぇよ…電話だぞ……。っつか一々話し方めんどくせぇな、お前…」
また欠伸が出そうになって、またもや噛み殺した。
やり方が悪く、少し顎が痛い。
「わかってるよ、『ご心配』ありがとーございまーす…。……切っていいか?」
『あぁ。用心しろよ。』
そこまでで電話が切れる。
大方、心配性な弟は、雨の日に出る『悪いモノ』の事を考えてくれたのだろうが、弟が兄を心配するなんて一世紀早い。
俺は、起きた瞬間から『そういう』気を、感じ取っていたのだから。
朝から面倒にも程があったが、これ以上出ないと後が面倒なのも確か。
俺はまたぶり返した欠伸を噛み殺しながら、「はい」と電話に出た。
『遅い!! 私からの連絡には3コール以内に応答しろといつも言っているだろうが。』
「無理無理…俺そんなに俊敏じゃねぇし…… 何の用事だ…」
私に向かって無礼だな貴様は。
高慢極まりない態度で憤慨を示すのは、うちの七人兄弟 次男である
傲慢を司る悪魔、偉癖(いくせ)だ。
真の姿はルシファーという翼の生えた大きな悪魔。
次男、と言いつつも、俺と偉癖は双子だから大した差はないのだが。
『お前、天気予報を見たか?』
「てんきよほー? 当たり前だろ、見てねぇよ。」
『何が当たり前だ馬鹿者が。………午後から雨だ。』
「…はぁ? んだよ、それだけか?」
話聞いて損した。
そう思うより先に、偉癖の方がまたもや怒鳴る。
『本物の戯けだな、貴様は。
私が、お前に今日の天気を伝えるため、時間を割いて電話をかけると思うのか?』
「うるせぇよ…電話だぞ……。っつか一々話し方めんどくせぇな、お前…」
また欠伸が出そうになって、またもや噛み殺した。
やり方が悪く、少し顎が痛い。
「わかってるよ、『ご心配』ありがとーございまーす…。……切っていいか?」
『あぁ。用心しろよ。』
そこまでで電話が切れる。
大方、心配性な弟は、雨の日に出る『悪いモノ』の事を考えてくれたのだろうが、弟が兄を心配するなんて一世紀早い。
俺は、起きた瞬間から『そういう』気を、感じ取っていたのだから。
