[side: ziki]
「っ……つっかれたー!」
「今起きたところでしょ、何が「疲れた」ですか。」
黒いTシャツとスウェット、ベッドの上で伸びをする主人。
寝起きの瞳は、涙の膜が張って光っている。
「ふぁぁ、…今日お店何時からだっけぇ。」
「17時です。お酒の仕込みはやっておきました。だらしない貴方の代わりに。」
「ふはは、朝から手厳しいねぇ。」
俺は、暴食の悪魔である喰(じき)。
元の姿はベルゼブブ。上に5人の兄貴と、下に1人の弟がいる、七人兄弟6男。
現在の主は、今目の前で目を擦っている赤間生吹(あかま いぶき)、21歳で、普段はこの人が廻している店で手伝いをしつつ身の回りの世話を行っている。
艶のある黒髪で、色白、切れ長の蜜紺色の目は美しく容姿は整っている方なのに、酒が好きで生活態度も悪い。
残念なイケメンというやつだろう。
「今日朝ごはん食べた?」
「いえ、まだ…。」
「暴食なのにごはん作れないの厄介だよね。君は空腹が嫌いなのにさ。」
生吹は軽快に笑って、俺から白いカッターシャツとジーンズを奪い取ると、それを着てベッドから降りる。
目指す場所はキッチンだ。
「何にする? なんでもいいなら、待ってくれれば目玉焼きとか作ってやれるよ。」
「お願いします。……今日も召し上がらないのですか。」
「うん。だって気持ち悪いし。」
いつからなのか拒食症で、口に物を入れたがらない生吹。
今は、通いつめた病院での点滴と飲み物で存命している。
「はは、そんな顔しないで。いつものことでしょ。…ご飯くらいすぐ食べられるようになるからさ。」
それに応えるように、俺の腹が低い音を立てた。
「っ……つっかれたー!」
「今起きたところでしょ、何が「疲れた」ですか。」
黒いTシャツとスウェット、ベッドの上で伸びをする主人。
寝起きの瞳は、涙の膜が張って光っている。
「ふぁぁ、…今日お店何時からだっけぇ。」
「17時です。お酒の仕込みはやっておきました。だらしない貴方の代わりに。」
「ふはは、朝から手厳しいねぇ。」
俺は、暴食の悪魔である喰(じき)。
元の姿はベルゼブブ。上に5人の兄貴と、下に1人の弟がいる、七人兄弟6男。
現在の主は、今目の前で目を擦っている赤間生吹(あかま いぶき)、21歳で、普段はこの人が廻している店で手伝いをしつつ身の回りの世話を行っている。
艶のある黒髪で、色白、切れ長の蜜紺色の目は美しく容姿は整っている方なのに、酒が好きで生活態度も悪い。
残念なイケメンというやつだろう。
「今日朝ごはん食べた?」
「いえ、まだ…。」
「暴食なのにごはん作れないの厄介だよね。君は空腹が嫌いなのにさ。」
生吹は軽快に笑って、俺から白いカッターシャツとジーンズを奪い取ると、それを着てベッドから降りる。
目指す場所はキッチンだ。
「何にする? なんでもいいなら、待ってくれれば目玉焼きとか作ってやれるよ。」
「お願いします。……今日も召し上がらないのですか。」
「うん。だって気持ち悪いし。」
いつからなのか拒食症で、口に物を入れたがらない生吹。
今は、通いつめた病院での点滴と飲み物で存命している。
「はは、そんな顔しないで。いつものことでしょ。…ご飯くらいすぐ食べられるようになるからさ。」
それに応えるように、俺の腹が低い音を立てた。
