よろよろしながら、私はまた蒼のところまで歩いてきた。雨の様子は変わる気配がなく、蒼はというと本人こそ気が付いていないが、鳥肌がたっている。かなり冷たくなっているのだろう。そろそろとタイルを鞄に乗せ、そこから一枚とって広げる。私の行動に全く気付く気配がないので、意を決して飛びついた。
「おわっ!?え、ちょっと莉央?どしたの、え、あ、待ち!」
ギブアップだってと私を押しのけ、タオルで髪を拭きながら言う。飛びついたことに驚いて動揺しているようだが、素直にタオルを受け取っているところが彼らしい。そう思って見ていたら、私の目の前が真っ白になった。私もタオルをかけられたようだ。ひととおりわしゃっとされた後、またもや抱きしめられた。さっきまでとは違い、優しく温かく、ぎゅっとされると何だか安心する。
「ほんと変わってないな、お前。そんなんだからいつまでも妹に見られんだよ……。」
ボソッと呟いた言葉は意外にも私の心に刺さった。妹…か。好きだって伝えても所詮、幼児のおままごとみたいにしか思ってなかったんだ………。ガックリと肩を落としていると、私を包み込むように私を抱きしめて、立ち上がった。鞄からガサガサ何かを取り出している。そこから出てきたものを乱雑に私に向かって投げた。慌ててとるとそれは蒼がよく来ているパーカだった。
「それ着ろよ、風邪ひくから。俺はもう一枚あるし。」
やっぱ妹にしか見えないんだと思いながら渋々それを着た。でも確か、これは彼女に着て欲しいとかなんとか、昔言ってた気がする。だけどこの間私は失恋したわけで、蒼も先ほど私を妹扱いしたところだ。だから、つまり私は妹にしか見えないので別にきても構わないが、特別な意味はないということだろう。先程同様に肩を落としたが、気を取り直し立ち上がった。
「おわっ!?え、ちょっと莉央?どしたの、え、あ、待ち!」
ギブアップだってと私を押しのけ、タオルで髪を拭きながら言う。飛びついたことに驚いて動揺しているようだが、素直にタオルを受け取っているところが彼らしい。そう思って見ていたら、私の目の前が真っ白になった。私もタオルをかけられたようだ。ひととおりわしゃっとされた後、またもや抱きしめられた。さっきまでとは違い、優しく温かく、ぎゅっとされると何だか安心する。
「ほんと変わってないな、お前。そんなんだからいつまでも妹に見られんだよ……。」
ボソッと呟いた言葉は意外にも私の心に刺さった。妹…か。好きだって伝えても所詮、幼児のおままごとみたいにしか思ってなかったんだ………。ガックリと肩を落としていると、私を包み込むように私を抱きしめて、立ち上がった。鞄からガサガサ何かを取り出している。そこから出てきたものを乱雑に私に向かって投げた。慌ててとるとそれは蒼がよく来ているパーカだった。
「それ着ろよ、風邪ひくから。俺はもう一枚あるし。」
やっぱ妹にしか見えないんだと思いながら渋々それを着た。でも確か、これは彼女に着て欲しいとかなんとか、昔言ってた気がする。だけどこの間私は失恋したわけで、蒼も先ほど私を妹扱いしたところだ。だから、つまり私は妹にしか見えないので別にきても構わないが、特別な意味はないということだろう。先程同様に肩を落としたが、気を取り直し立ち上がった。
