「………っ!?」
驚きのあまり声が出ない。だって蒼は夏海先輩が好きなわけで…この間だって、先輩をみて悲しそうな顔してたし、そんなはず…。こんなことがあるわけがない、きっとこれは夢だ。うん、夢だ夢だ。そう思い直して顔を上げると、そこには蒼の顔があった。直後、頬を思い切りつねられた。
「痛い痛い痛い痛い!!何すんのよぅ………。」
ふくれっ面で文句を並べる私を見て彼は、さっきより赤く紅潮した顔でじっと私を見た数秒後、ふいっと顔をそらされた。消え入るような声で呟く。
「どうせ夢だとか思ってたんだろ…。そんなにおかしいか?俺………。」
みるみるうちに自分の顔が熱くなるのが痛い程に分かった。かわいい。そう言ってやりたかったが、口から流れ出たのは全く別の言葉だった。
「夢…じゃない!?ってことは、えぇぇぇっ!!」
その先は恥ずかしくて口に出せないが、蒼にも分かったようだ。真っ赤な顔を隠すように口もとを手で覆って、チラチラとこちらに視線を送っている。夢じゃないのならとても喜ばしいことだが、あいにく今は雨。そして相合傘。そんな状況のわけで、どれほど恥ずかしくたって逃げることができない。赤くなった顔を隠すようにしてぶかぶかのパーカに顔を埋めた。
肩がぶつかる距離ということに、先ほどとは全く別の感情が渦巻いている。ドキドキして、胸がキューってなる。頭がおかしくなりそう。まさかこんなことがあるなんて。
ボーッとしていたら、彼は私の手をゆっくり引いて歩き出した。濡れるって、と慌てて追いかけようとして気がついた。いつの間にか一番星が空高く輝いていた。
驚きのあまり声が出ない。だって蒼は夏海先輩が好きなわけで…この間だって、先輩をみて悲しそうな顔してたし、そんなはず…。こんなことがあるわけがない、きっとこれは夢だ。うん、夢だ夢だ。そう思い直して顔を上げると、そこには蒼の顔があった。直後、頬を思い切りつねられた。
「痛い痛い痛い痛い!!何すんのよぅ………。」
ふくれっ面で文句を並べる私を見て彼は、さっきより赤く紅潮した顔でじっと私を見た数秒後、ふいっと顔をそらされた。消え入るような声で呟く。
「どうせ夢だとか思ってたんだろ…。そんなにおかしいか?俺………。」
みるみるうちに自分の顔が熱くなるのが痛い程に分かった。かわいい。そう言ってやりたかったが、口から流れ出たのは全く別の言葉だった。
「夢…じゃない!?ってことは、えぇぇぇっ!!」
その先は恥ずかしくて口に出せないが、蒼にも分かったようだ。真っ赤な顔を隠すように口もとを手で覆って、チラチラとこちらに視線を送っている。夢じゃないのならとても喜ばしいことだが、あいにく今は雨。そして相合傘。そんな状況のわけで、どれほど恥ずかしくたって逃げることができない。赤くなった顔を隠すようにしてぶかぶかのパーカに顔を埋めた。
肩がぶつかる距離ということに、先ほどとは全く別の感情が渦巻いている。ドキドキして、胸がキューってなる。頭がおかしくなりそう。まさかこんなことがあるなんて。
ボーッとしていたら、彼は私の手をゆっくり引いて歩き出した。濡れるって、と慌てて追いかけようとして気がついた。いつの間にか一番星が空高く輝いていた。
