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幼馴染ときどき先輩。
- 初めて。 -

陽が昇り始めた頃、僅かな陽射しに目が覚めた。昨日は嬉しくて、ドキドキして、なかなか寝付けなかった。その癖、日の出とともに目がさめるなんて、自分が恥ずかしくなる。今までこんなに彼女の事を想っていたなんて、想像したこともなかった。
いや、莉央の気持ちに気が付かなかった訳じゃない。ただ、目の前にいる先輩を追いかけるのに必死で、見て見ぬ振りを続けてきた。いつも彼女は悲しそうな顔をするけど、すぐに笑って送り出してくれた。それが好きだった。居心地の良さに甘えてしまっていたのかもしれない。
はぁ、とひとつ溜息をついた。うじうじしてても仕方ない。携帯を取って、連絡先を開く。今まで、固定電話でしか電話しかしたことがなかった。ずっと一緒にいたのに、アドレスを知ったのが昨日の帰り道。初めての彼女に送るメールを自分で読んで、くらくらしてしまった。おかしすぎる。少女漫画に出てくるキザな奴でも言わないような文面を慌てて書き換える。
>>起きてる?
さっきのと全く違う短文になったが、これのほうがまだ良い。震える指で力一杯送信ボタンを押す。機械的な送信音がなって数秒後、俺はベッドに倒れ込んだ。たったこれだけでこの疲労感。無意識のうちに緊張しているのだろうか。
チャンチャンチャンチャン……………
軽快なリズムの音楽とともに俺は跳ね起きた。画面を一目見て俺はガッツポーズをした。そこには、送られてきた文面が、朝日に紛れて青白く光っていた。
>>おはよう。起きてるよ〜!どうしたの?
幸せを胸いっぱいに抱きしめて、返事をする。
>>今日、ちょっと早めに学校行かない?
送信ボタンを押してから返信が届くまで、たった数分が1時間に感じられる。そわそわしながら待っていると、待ちかねていた音楽が流れ出した。
>>ん、わかった。後でね。
携帯電話が小刻みに震えている。数秒して、俺は慌てて着替え始めた。制服にしわを丹念に伸ばし、髪型を整え、顔を洗う。緊張で喉を通らないご飯を無理やりお茶で流し込み、洗い物を済ませた。まるで新入生の頃のようにそわそわして、緊張する。鏡で最終確認をすると、駆け足に家を出た。

どうもこんばんは。美柑です(^O^)
初彼女との初メール、初登校。緊張が高まる蒼です。可愛い。

閲覧数がもうすぐ100人に達しますΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
友達の影響で始めた執筆ですが、今となっては大事な趣味のひとつとなりました^ ^
閲覧してくださった方々、感想をくださった立華様、本当に感謝の思いでいっぱいです♪( ´▽`)
最終話までどうか、お付き合いください。。。
<2017/02/04 22:24 美柑>消しゴム
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