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幼馴染ときどき先輩。


振られるのが怖い。彩は再び奥へと歩いていく。数人と話した後、一人の先輩の方に駆け寄る。
「あ、莉央じゃん。それに彩ちゃんも。」
嬉しそうに駆け寄ってくる声の主をぼんやりと見つめていたら、徐々に体温が上がってくるのがわかった。彼だ。会わないうちに早く帰ろうと思っていたのに、彩が近寄って行ったのが蒼だと気がつかなかった。髪、変じゃないかな。変な顔してないよね。慌てて髪を整えようとすると、彼が
「莉央、大丈夫?顔赤いよ。」
と顔を覗き込んできて、直すどころの騒ぎじゃなくなってくる。さらに、顔が赤くなっているということに余計に体温が上がるから、おかしくなりそう。
「うん。大丈夫、蒼…先輩は心配性だなぁ。」
蒼、と呼んだ後で消え入りそうな小声で先輩と付け足した。最後、誤魔化されてくれますようにと祈りながら笑いかける。蒼は一瞬戸惑いを見せたものの,
「そっか。無理すんなよ。」
と私の頭に手を置いて呟き、行ってしまった。私は手を乗せられたところに触れながら、高鳴る胸を押さえていた。その後無事に全ての楽器を体験し終え、帰りの会で先生が入部について話していたが、内容ははっきり覚えていない。
帰り、下駄箱を出たところで彩は他の子と帰るから、と言って帰ってしまった。一人門に向かって歩いていると、門の前で誰かが立っているのが見えた。向こうもこちらに気がついたようで、小さく手を振ってくる。近くまで来た時、足が止まってしまった。
「蒼…先輩!!」

誤字脱字あると思います。
読みにくくてすいません。

感想、注意頂けると嬉しいです。
<2016/12/30 15:44 美柑>消しゴム
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