「蒼…私、蒼が好き!」
つい口に出してしまった。本当はそんなつもりなかったのに。小さくなっていく蒼の背中を見ていると、いろんな想いが込み上げてきて、どうしようもなくなって…。あんなに大きかった彼の背中が、今は小さくて頼りなく感じられる。『好き』ってこんなに人を変えるものなんだ…とか、一瞬しんみりしちゃったけど、元気出して欲しくて、昔みたいに飛びついてみた。だから告白した…というよりは、ただ、笑って欲しくて、そんな暗い顔して欲しくなくて、飛びついただけ…。別に、伝えるつもりなんてなかった。
蒼が、ぎゅっと私の手を握っている。力強く握られてるけど、痛くない。
「莉央…は、いい…のか。こんなに情けない奴で。」
蒼が細々とした、弱々しい声を震わせながら言う。蒼は泣いていて、本当は誰かにぶつけたいくらいつらいはずなのに、こんな時までお兄ちゃん面するんだから。声にならない声で答えた。
「私は、どんな蒼でも好きだよ…。」
ちゃんと聞こえたのか分からない。自分でも驚くくらいかすれていて、弱々しかった。蒼は私の手を外した。そして、涙でぐしゃぐしゃの顔でフニャリと笑って、私を見た。直後、優しく抱きしめられた。
その後、涙でぐしゃぐしゃの顔のまま、ゆっくり手を繋いで帰った。告白の答えはもらっていないが、今は構わない。陽の沈みきった頃、家に着いた。家に着く頃には涙は乾いていて、何事もなかったかのように1日を終えた。
つい口に出してしまった。本当はそんなつもりなかったのに。小さくなっていく蒼の背中を見ていると、いろんな想いが込み上げてきて、どうしようもなくなって…。あんなに大きかった彼の背中が、今は小さくて頼りなく感じられる。『好き』ってこんなに人を変えるものなんだ…とか、一瞬しんみりしちゃったけど、元気出して欲しくて、昔みたいに飛びついてみた。だから告白した…というよりは、ただ、笑って欲しくて、そんな暗い顔して欲しくなくて、飛びついただけ…。別に、伝えるつもりなんてなかった。
蒼が、ぎゅっと私の手を握っている。力強く握られてるけど、痛くない。
「莉央…は、いい…のか。こんなに情けない奴で。」
蒼が細々とした、弱々しい声を震わせながら言う。蒼は泣いていて、本当は誰かにぶつけたいくらいつらいはずなのに、こんな時までお兄ちゃん面するんだから。声にならない声で答えた。
「私は、どんな蒼でも好きだよ…。」
ちゃんと聞こえたのか分からない。自分でも驚くくらいかすれていて、弱々しかった。蒼は私の手を外した。そして、涙でぐしゃぐしゃの顔でフニャリと笑って、私を見た。直後、優しく抱きしめられた。
その後、涙でぐしゃぐしゃの顔のまま、ゆっくり手を繋いで帰った。告白の答えはもらっていないが、今は構わない。陽の沈みきった頃、家に着いた。家に着く頃には涙は乾いていて、何事もなかったかのように1日を終えた。
