得してる人なんてわずかしかいない。
もちろん私だって得してない。
逆に損してる、っていうのかな?
まあつまり。
私は損してる、ってわけよ……
宮村ゆりか、十四歳。
損してる中学生代表(多分)。
学校に行くのがつらいけど、行かなきゃ高校行けないもの。
なぜ行くのがつらいかって?
……なんでそんな事聞くわけ?
まあいいや。
これを読んでくれてるんだもんね。
特別だからね!
まずは……学校へ行く前の朝からかな。
「行ってきます……」
あー、今日も始まってしまった。
地獄の朝が。とくに今日は大地獄だー……。
他の生徒と会いたくないから、いつもはなるべく早くに家を出ているのだけれど、今日はゴミ出しを頼まれたから、ちょっと遅くなったんだよね。
そのせいで他の生徒と会ってしまった、というわけで……
「ラッキー♪ 宮村さんに会えた! 今日、いい事あるかも!」
「今日も宮村さんは美人だねー」
……そう、私は学校で美人って噂されてるの……
生徒たちのヒソヒソ声にうんざりしながら、私は学校に着いた。
「あ……」
靴箱で靴を履き替えている時、皆瀬くんと会った。
「おはよう、宮村さん」
「……」
皆瀬くんはいつものようにニッコリと笑った。
私の胸の奥があったかくなった。
うまく表せないような、そんな気持ち……
美人だからって、告白がサラッと出来て、さっさと付き合えるわけじゃないってことを、
みんなはまだ、きっと知らない。
もちろん私だって得してない。
逆に損してる、っていうのかな?
まあつまり。
私は損してる、ってわけよ……
宮村ゆりか、十四歳。
損してる中学生代表(多分)。
学校に行くのがつらいけど、行かなきゃ高校行けないもの。
なぜ行くのがつらいかって?
……なんでそんな事聞くわけ?
まあいいや。
これを読んでくれてるんだもんね。
特別だからね!
まずは……学校へ行く前の朝からかな。
「行ってきます……」
あー、今日も始まってしまった。
地獄の朝が。とくに今日は大地獄だー……。
他の生徒と会いたくないから、いつもはなるべく早くに家を出ているのだけれど、今日はゴミ出しを頼まれたから、ちょっと遅くなったんだよね。
そのせいで他の生徒と会ってしまった、というわけで……
「ラッキー♪ 宮村さんに会えた! 今日、いい事あるかも!」
「今日も宮村さんは美人だねー」
……そう、私は学校で美人って噂されてるの……
生徒たちのヒソヒソ声にうんざりしながら、私は学校に着いた。
「あ……」
靴箱で靴を履き替えている時、皆瀬くんと会った。
「おはよう、宮村さん」
「……」
皆瀬くんはいつものようにニッコリと笑った。
私の胸の奥があったかくなった。
うまく表せないような、そんな気持ち……
美人だからって、告白がサラッと出来て、さっさと付き合えるわけじゃないってことを、
みんなはまだ、きっと知らない。
