皆瀬くんが心配で。
心配でたまらなくなって、今日は一日中不安で不安で……今日はあっという間に過ぎてしまった。
恋の力って、凄いなぁ……
私がそう考えていると、帰りの会が始まって、先生が話し出す。
「えー、今日休んだ四人全員インフルエンザでした。みんなも気をつけろよ~?」
クラス全体がザワつく。もちろん、私も。
嘘、でしょ? 皆瀬くんもインフルなの……?
先生はザワつくみんなを注意して静かにしてから、話を続けた。
「じゃあこのプリントを休んだ人に届けてもらいたいんだが……届けられる人いるか?」
先生がそう言ってプリントを出してくる。
き、来たぁっ! とうとう来たっ!!
私がめちゃくちゃドキドキしていると、他の人たちが名乗りをあげる。
「私、美咲ちゃんの家に届けられます」「オレは村田ン家に行けまーす」「あたし、谷岡さんのお家知ってます」
あ、れ? 皆瀬くんの家に行けるって言う人がいない……
「皆瀬の家に行ける人はいないのか? じゃあ先生が行こうか……。あ! そういえば先生、今日は残業がめちゃくちゃあるんだった……」
せ、先生!! まさかの展開だわ。
「じゃあ放課後ヒマな人に行ってもらおうか。今日ヒマな人は?」
帰宅部だからヒマな私が手を挙げる――って、あれ!? 私しか手挙げてないじゃん!!
「お、じゃあ宮村頼む! 住所を教えておくから」
先生はニッコリ笑って言った。
えっ。
えっ……。
えええええーっ!?
「と、とうとう来ちゃった……皆瀬くんの家にぃぃっ!!」
帰りの会が終わって、解散になって。私は先生から渡された住所のメモを手に、皆瀬くんの家の前に来ていた。
プ、プリントをポストに入れて伝えるだけ! 入れて伝えるだけ!!
プリントを無事にポストにいれてから、インターホンで伝える……
インターホンに部屋番号を入力して呼び出して――
「はい……」
インターホンの向こうからは皆瀬くんの声。うっそ、親が出るんじゃないの!?
「あ、えっと、同じクラスの宮村です! プリントをポストに届けましたっ!!」
ちょっとパニクって、やけにハイテンションになってしまった……うう、恥ずかしいっ。
「え、宮村さん? 何で?」
皆瀬くんは驚いている。実は先生の残業があってね――なんて言えない。
「あ、あのね。いつも届けてくれてる子が今日お休みで……私が届けることになったの」
「そうなんだ。でもありがとう。宮村さん」
「ううん、気にしないで……」
話しているだけなのに、顔が熱くなってしまう。
「それじゃあ、早く治るといいね。さようなら!」
私はそう言って、その場を離れた。
ふぁぁ……まだドキドキしてる。
学校で話すのも緊張しちゃうのに、さっきは二人きりで会話だったから……なんか、『特別』って感じがして。
胸がポカポカして、嬉しくて……
ピュゥっと冷たい風が吹いても、今は全然平気だった。
恋心が、私をあたためてくれているから……。
心配でたまらなくなって、今日は一日中不安で不安で……今日はあっという間に過ぎてしまった。
恋の力って、凄いなぁ……
私がそう考えていると、帰りの会が始まって、先生が話し出す。
「えー、今日休んだ四人全員インフルエンザでした。みんなも気をつけろよ~?」
クラス全体がザワつく。もちろん、私も。
嘘、でしょ? 皆瀬くんもインフルなの……?
先生はザワつくみんなを注意して静かにしてから、話を続けた。
「じゃあこのプリントを休んだ人に届けてもらいたいんだが……届けられる人いるか?」
先生がそう言ってプリントを出してくる。
き、来たぁっ! とうとう来たっ!!
私がめちゃくちゃドキドキしていると、他の人たちが名乗りをあげる。
「私、美咲ちゃんの家に届けられます」「オレは村田ン家に行けまーす」「あたし、谷岡さんのお家知ってます」
あ、れ? 皆瀬くんの家に行けるって言う人がいない……
「皆瀬の家に行ける人はいないのか? じゃあ先生が行こうか……。あ! そういえば先生、今日は残業がめちゃくちゃあるんだった……」
せ、先生!! まさかの展開だわ。
「じゃあ放課後ヒマな人に行ってもらおうか。今日ヒマな人は?」
帰宅部だからヒマな私が手を挙げる――って、あれ!? 私しか手挙げてないじゃん!!
「お、じゃあ宮村頼む! 住所を教えておくから」
先生はニッコリ笑って言った。
えっ。
えっ……。
えええええーっ!?
「と、とうとう来ちゃった……皆瀬くんの家にぃぃっ!!」
帰りの会が終わって、解散になって。私は先生から渡された住所のメモを手に、皆瀬くんの家の前に来ていた。
プ、プリントをポストに入れて伝えるだけ! 入れて伝えるだけ!!
プリントを無事にポストにいれてから、インターホンで伝える……
インターホンに部屋番号を入力して呼び出して――
「はい……」
インターホンの向こうからは皆瀬くんの声。うっそ、親が出るんじゃないの!?
「あ、えっと、同じクラスの宮村です! プリントをポストに届けましたっ!!」
ちょっとパニクって、やけにハイテンションになってしまった……うう、恥ずかしいっ。
「え、宮村さん? 何で?」
皆瀬くんは驚いている。実は先生の残業があってね――なんて言えない。
「あ、あのね。いつも届けてくれてる子が今日お休みで……私が届けることになったの」
「そうなんだ。でもありがとう。宮村さん」
「ううん、気にしないで……」
話しているだけなのに、顔が熱くなってしまう。
「それじゃあ、早く治るといいね。さようなら!」
私はそう言って、その場を離れた。
ふぁぁ……まだドキドキしてる。
学校で話すのも緊張しちゃうのに、さっきは二人きりで会話だったから……なんか、『特別』って感じがして。
胸がポカポカして、嬉しくて……
ピュゥっと冷たい風が吹いても、今は全然平気だった。
恋心が、私をあたためてくれているから……。
