皆瀬くんが優菜の相談所に本気の相談をしようとしていた。
好きな人がいるんだね……
好きな人に好きな人がいると分かれば、知りたいことはただ一つ。
好きな人は誰!?
本人に直接聞いても教えてくれないだろうな。
じゃあ友達を通じて聞き出すとか? でもそうしたら皆瀬くんのこと好きってバレちゃうかな(気にしすぎだって? うん、聞かなかったことにしよう)。
それか皆瀬くんをたえず観察して、どんな女の子を見ているのかを知ろう。ヘンタイって思われないように観察しなきゃだけど……でも今、私に出来そうなのはこの方法が一番出来そうかもしれない。
よし、観察だ観察だぁ!
一週間が過ぎて――
「優菜ふっかーつ!」
「お帰りー、優菜」
優菜は最近はやっていたインフルエンザになっていたそうで……ヤバい、私予防注射やってたけど大丈夫かな?
「インフルエンザってイヤだよねー、あの綿棒みたいなの鼻に突っ込むの。痛くない? あれ」
「あ、ああ、それ……私はそれより熱の方がイヤだけど」
優菜はどっか一コネジが外れてんだよなー……
「ゆーうーな!」
クラスの女の子が集まってくる。
「お帰りー、優菜っ! ささ、今日も相談所お願いね♪」
「ここ一週間、相談所がなくて困ってたんだからぁ~」
恋の力は復活したばかりの優菜をもこき使うほどの力がある……私も恋してるけど、そこまでの力はないな。
「あ、そうだったね! ゴメン休んでて。えっと、予約どうだったっけ」
でも優菜は友達思いだからそんなことを気にしない。さすがにみんなも復活したての優菜を気にして、
「あ、でもムリしないでね! そうだ、今週は一日に二人までってことにしよ」
と提案。すると、「そうだねー」と、すぐに賛成の声が上がった。「それなら私、別のクラスの子に伝えとくよ!」と言ってくれる子も。
「みんなありがとー!」
優菜はニコッと笑った。
良かった……さすがにそこまでひどくはないよね。
でも、そこから話の話題は急に変わって、
「ねぇ、宮村さんは? 宮村さんは恋しないの?」
「へっ、私……!?」
なななな、なんで私ぃ?
驚いたけど、周りの子は大盛り上がり。
「あ、気になる~! 美人さんの恋バナは聞きたい!」
「なんか凄い人と恋してそう~!」
「凄い人って……誰?」
あわわわ……話がだんだんヒートアップしてくる。
「年上とか?」
「えっ、年上?」
私はびっくりして、思わず聞き返した。
「先輩とかさー!」
「先輩……」
私は考えるようにつぶやいた。
でもそれは、他の女の子たちにとっては違うことと捉えられたみたいで……
「えーっ、先輩に気になる人がいるの!?」
「え、いや、ちが……」
ワーッと広まっていく、私の勝手な恋バナ。
結局、私は『先輩に気になる人がいる』と思われてしまった。
好きな人がいるんだね……
好きな人に好きな人がいると分かれば、知りたいことはただ一つ。
好きな人は誰!?
本人に直接聞いても教えてくれないだろうな。
じゃあ友達を通じて聞き出すとか? でもそうしたら皆瀬くんのこと好きってバレちゃうかな(気にしすぎだって? うん、聞かなかったことにしよう)。
それか皆瀬くんをたえず観察して、どんな女の子を見ているのかを知ろう。ヘンタイって思われないように観察しなきゃだけど……でも今、私に出来そうなのはこの方法が一番出来そうかもしれない。
よし、観察だ観察だぁ!
一週間が過ぎて――
「優菜ふっかーつ!」
「お帰りー、優菜」
優菜は最近はやっていたインフルエンザになっていたそうで……ヤバい、私予防注射やってたけど大丈夫かな?
「インフルエンザってイヤだよねー、あの綿棒みたいなの鼻に突っ込むの。痛くない? あれ」
「あ、ああ、それ……私はそれより熱の方がイヤだけど」
優菜はどっか一コネジが外れてんだよなー……
「ゆーうーな!」
クラスの女の子が集まってくる。
「お帰りー、優菜っ! ささ、今日も相談所お願いね♪」
「ここ一週間、相談所がなくて困ってたんだからぁ~」
恋の力は復活したばかりの優菜をもこき使うほどの力がある……私も恋してるけど、そこまでの力はないな。
「あ、そうだったね! ゴメン休んでて。えっと、予約どうだったっけ」
でも優菜は友達思いだからそんなことを気にしない。さすがにみんなも復活したての優菜を気にして、
「あ、でもムリしないでね! そうだ、今週は一日に二人までってことにしよ」
と提案。すると、「そうだねー」と、すぐに賛成の声が上がった。「それなら私、別のクラスの子に伝えとくよ!」と言ってくれる子も。
「みんなありがとー!」
優菜はニコッと笑った。
良かった……さすがにそこまでひどくはないよね。
でも、そこから話の話題は急に変わって、
「ねぇ、宮村さんは? 宮村さんは恋しないの?」
「へっ、私……!?」
なななな、なんで私ぃ?
驚いたけど、周りの子は大盛り上がり。
「あ、気になる~! 美人さんの恋バナは聞きたい!」
「なんか凄い人と恋してそう~!」
「凄い人って……誰?」
あわわわ……話がだんだんヒートアップしてくる。
「年上とか?」
「えっ、年上?」
私はびっくりして、思わず聞き返した。
「先輩とかさー!」
「先輩……」
私は考えるようにつぶやいた。
でもそれは、他の女の子たちにとっては違うことと捉えられたみたいで……
「えーっ、先輩に気になる人がいるの!?」
「え、いや、ちが……」
ワーッと広まっていく、私の勝手な恋バナ。
結局、私は『先輩に気になる人がいる』と思われてしまった。
