告白されたら、なんて答えればいいんだろう。
分からない……。
高橋先輩から告白されて。私たちはなんとなく気まずくなって、そこで別れた。
次会う時、どんな顔していればいいんだか分からなくて。
何事もなかったかのように接する?
ううん、それは先輩に悪い。
じゃあどうすれば?
それよりも、告白の返事はいつすればいいのかな。
返事はもう決まってる。だって私は皆瀬くんが好きだし。
うーん、あまりガッカリさせないようにフラないと(あれ、矛盾してる?)ね。
なんて言えばいいかな。『私、先輩の事は好きじゃないので』――これはダメか。絶対傷つけるな。『まずは、友達から』――いやまず、部活の先輩後輩の関係だし。っていうか、『まずは』って事は、『後々は大丈夫』って事になるかな? じゃあこれもダメか……
他にもたくさん返事の答えが出てきたけど、どれもこれも傷つけちゃいそうなものばかり。
あああ~、ホント、どうしよう!
「ゆ~り~か~!! 高橋先輩とのデート、上手くいった!?」
告白されてから二日後。学校に行くとすぐ、優菜がワクワクしながら聞いてきた。
「あぁ、それね……」
スポーツジムで筋トレさせられた後告白されました――なんて言ったら、驚くだろうな。多分、優菜の事だからたくさんの人に言うだろうし、皆瀬くんの耳にも入るだろう。うん、言うのはやめておこう。
「アンタに言ったら、絶対噂流すから、言わない」
「えー、ちょっとゆりかぁ、私ってそんなに信頼ない~?」
「ナイ。百パーセントない」
「そんなにハッキリ言わなくてもいいじゃーん! も~っ!」
「だって事実だし――って、あれ?」
私は優菜と会話中に気がついた。
今日も皆瀬くんがいない。他にも空席の机がポツポツと……。
「ねぇ、今日いない人多くない?」
私が優菜に聞くと、
「ねー。多分、私と同じインフルじゃない?」
と答えた。
え……インフル? もしかして、皆瀬くんもインフルエンザだったりして……。
「それって優菜からうつったんじゃないの~?」
「ひっどーい! 人をばい菌扱いしないでよー!」
私と優菜の会話を聞いていた別の女子が話に割り込んでくる。私は好都合とばかりにそこから離れて、また考えた。
そういえば、皆瀬くんのお見舞いは、誰が行くんだろう。今までは一番家が近い男子が行ってたけど……もし女子が行ったら?
いやいや、別にポストに手紙を届けるだけだし。後は、『手紙届けに来ました』ってインターホンで伝えればいいわけだし。
……でも、なんでかな。なんか、イヤなんだよな。これはやっぱり、私が皆瀬くんを好きだからかな。
そう考えて、ふいに顔が熱くなった。
いやいや、誰も行けなかったら、先生が届けてくれたりするかもしれないし。
でも、もしも、もしもなんだけど……
私が行けるんだったら、行きたいな。
ついでに、皆瀬くんの家の場所も分かるし(いや、私はストーカーではないです!)。
ああ、もうどうでもいいや。
とにかく、ちゃんと治ってくれますように……
私はそう考えるしかなかった。
分からない……。
高橋先輩から告白されて。私たちはなんとなく気まずくなって、そこで別れた。
次会う時、どんな顔していればいいんだか分からなくて。
何事もなかったかのように接する?
ううん、それは先輩に悪い。
じゃあどうすれば?
それよりも、告白の返事はいつすればいいのかな。
返事はもう決まってる。だって私は皆瀬くんが好きだし。
うーん、あまりガッカリさせないようにフラないと(あれ、矛盾してる?)ね。
なんて言えばいいかな。『私、先輩の事は好きじゃないので』――これはダメか。絶対傷つけるな。『まずは、友達から』――いやまず、部活の先輩後輩の関係だし。っていうか、『まずは』って事は、『後々は大丈夫』って事になるかな? じゃあこれもダメか……
他にもたくさん返事の答えが出てきたけど、どれもこれも傷つけちゃいそうなものばかり。
あああ~、ホント、どうしよう!
「ゆ~り~か~!! 高橋先輩とのデート、上手くいった!?」
告白されてから二日後。学校に行くとすぐ、優菜がワクワクしながら聞いてきた。
「あぁ、それね……」
スポーツジムで筋トレさせられた後告白されました――なんて言ったら、驚くだろうな。多分、優菜の事だからたくさんの人に言うだろうし、皆瀬くんの耳にも入るだろう。うん、言うのはやめておこう。
「アンタに言ったら、絶対噂流すから、言わない」
「えー、ちょっとゆりかぁ、私ってそんなに信頼ない~?」
「ナイ。百パーセントない」
「そんなにハッキリ言わなくてもいいじゃーん! も~っ!」
「だって事実だし――って、あれ?」
私は優菜と会話中に気がついた。
今日も皆瀬くんがいない。他にも空席の机がポツポツと……。
「ねぇ、今日いない人多くない?」
私が優菜に聞くと、
「ねー。多分、私と同じインフルじゃない?」
と答えた。
え……インフル? もしかして、皆瀬くんもインフルエンザだったりして……。
「それって優菜からうつったんじゃないの~?」
「ひっどーい! 人をばい菌扱いしないでよー!」
私と優菜の会話を聞いていた別の女子が話に割り込んでくる。私は好都合とばかりにそこから離れて、また考えた。
そういえば、皆瀬くんのお見舞いは、誰が行くんだろう。今までは一番家が近い男子が行ってたけど……もし女子が行ったら?
いやいや、別にポストに手紙を届けるだけだし。後は、『手紙届けに来ました』ってインターホンで伝えればいいわけだし。
……でも、なんでかな。なんか、イヤなんだよな。これはやっぱり、私が皆瀬くんを好きだからかな。
そう考えて、ふいに顔が熱くなった。
いやいや、誰も行けなかったら、先生が届けてくれたりするかもしれないし。
でも、もしも、もしもなんだけど……
私が行けるんだったら、行きたいな。
ついでに、皆瀬くんの家の場所も分かるし(いや、私はストーカーではないです!)。
ああ、もうどうでもいいや。
とにかく、ちゃんと治ってくれますように……
私はそう考えるしかなかった。
