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線香花火
- 初恋の熱 -

「帆香!」
「晴太・・?」
後ろから走ってきたのは幼なじみの晴太だった。
「部活は?」
「今日休みっ!」
晴太は私の隣を歩きながら大きく体を伸ばす。
晴太は家が隣同士で親がとても仲良しの幼なじみ。
今も同じ高校の同じクラスの腐れ縁。
「でも、晴太と帰るのほんと久しぶり。」
私は微笑んだ。
晴太は小学校のときからずっとサッカーをやってて、部活も忙しくて、まともに話もしていなかった。
「帆香は陸上、やめんの?」
「・・・うん。」
「引きずってんの?あのこと・・・」
「・・・・ごめん晴太。私、先帰るね。」
私はそのまま晴太の横を通り過ぎた。
「待って帆香!」
晴太は私の腕を掴む。
「帆香は・・まだ智弥のことが好きなの・・?」
私が智弥くんのことを好きなのは、晴太は知ってる。中学のとき、ずっと相談にのってくれていたから。
「うん・・・・。」
私がゆっくり頷くと、晴太は一瞬悲しそうな表情を見せて掴んでいた私の腕を離した。
「じゃあね・・」
晴太はじっと私を見つめていた。
「・・・・っ帆香!」
「何?」
私が振り返ると、晴太は何か言いたそうな顔をして「なんでもない。」
といって笑った。
その顔は、どこかさびしそうで・・・・

広山晴太 ひろやまはるた

晴太の本当の想いは・・・・
<2016/06/16 17:44 ayaka>消しゴム
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