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線香花火
- 初恋のカタチ -

【智弥version】

「・・まーた見てんの?帆香チャンのこと。」
「瞬平・・・」
最近、ふいに帆香のことを探すことが多くなった。
親友の瞬平にまで指摘されるくらい。
「好きなの?」
「バカ。俺には・・・」
「彩葉先輩がいる?」
瞬平はニヤッと笑った。
「2人のうちで心が揺れ動くことってあるよー」
「女ったらしの瞬平は、そんな経験も多いだろうな。」
そう言って俺は弁当の卵焼きを口に運ぶ。
「まー、時間の問題だよねー。帆香チャンを好きになるかもしれないし。」
こいつ・・・絶対おもしろがってるだろ。
俺は弁当をさっさと完食し、教室に戻った。


【瞬平version】
「帆香チャン!」
「瞬平くん。」
体育の授業で俺は帆香チャンのところに駆け寄った。
「パス練、一緒にやろ?」
「うっ、うん・・?」
俺は強引に帆香チャンの手にボールを握らせた。
「ほらっ」
俺はみんなの輪と外れた近くに誰もいない場所でパス練を始めた。
「帆香チャンってさ、智弥のこと好きなの?」
「え?」
ひどく驚く帆香チャン。わわ、ビンゴ?
「俺さ、帆香チャンに惚れたかも。」
「ええ?」
「智弥なんかより、俺にしなよ。俺、本気になるよ。」
帆香チャンは微笑む。
「冗談はやめてね」
うわー信じてなーい。
「瞬平くんさ、本気の恋とかしたことないでしょ。」
帆香チャンはそう言って笑う。
「へーそう見えるんだ?」
「うん。」
「あるよ。俺にも。本気の恋くらいしたこと。」
俺はニッコリと笑って帆香チャンの顔を覗き込んだ。
あるよ。一度だけ。本気の恋。
大好きで、大切で、すごく好きだった人がいたよ。
信じてたんだよ。
ずっと信じてたんだ・・・・・・
日奈・・・・・

氷上瞬平 ひかみしゅんぺい
鳥岡日奈 とりおかひな

瞬平の本気の恋、日奈の存在・・・
まだまだ謎がいっぱいです。
<2016/06/16 18:02 ayaka>消しゴム
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