おためし小説投稿

登録一切不要で小説投稿!
文字サイズ変更 
赤いかさ
- 正夢 -

社長に呼び出されて、社長と話をした後。
私は事務室に戻ろうとした時
「先輩」
と誰かに呼ばれて、私は振り向くと
あの時の夢の彼がいた。
「あ・・・あなたは
あの時の!」
私は彼の元に行くと
「どうして?
確か君違う課じゃなかった?」
「いや〜、ちょっとまだ慣れてなくて
恥ずかしながら迷ってしまって」
彼は照れくさそうに笑った。
「だよね、私も入社4年なのにここの施設
迷路みたいで
未だに迷う時あるんだよね」
私も笑う。
「それで、どこに行くの?」
「コピー室なんですけど」
「あ〜、私も事務室寄ってから
コピー室でコピーする書類があるから
良かったら一緒に行く?」
「お言葉に甘えて」
彼は言うと笑った。
それから私は彼と一緒にコピー室に行き
書類をコピー機でコピーをした。
「ありがとうございます」
「いえいえ、
困った時はお互い様よ」
私は帰ろうとすると
「あの、一緒に帰りませんか?」
と突然の彼の発言に驚いてしまった。
「お言葉に甘えて・・・」
私はあの時の夢を思い出す。
(彼が引かれる・・・まさかね)

☆☆☆
私は彼と一緒に帰っていると、
「あっ・・・雨」
突然雨が降ってきた。
「これ・・・使ってください」
彼は赤い傘を私に渡した。
「えっ?・・・そしたら濡れちゃうよ」
「僕の事はいいんです
さあ、使ってください」
「あっ・・・ありがとう」
私は彼に貸してもらった傘をさす。
脳裏にあの夢が蘇る。
(・・・)
すると、
「危ない!」
「えっ?」
私は振り向く。
トラックがこちらに向かってくる。
私は彼をその場から押し、遠ざけると
(これで拓磨の元に行けるよね?)
私は目を閉じた。

「死なせるかよ」
誰かの声がし、私は目を開けると
拓磨がいた。
「・・・」
声が出ない。
拓磨は優しく笑い、
「死ぬなよ・・・」
と言った後
私は気が遠くなった。

一体、どうなるのだろうか
<2016/08/11 11:51 柊 香澄>消しゴム
Copyright(C) おためし小説投稿 Since2013 All Rights Reserved.