青年は、最寄りの古本屋へ入った。
「よう、兄ちゃん。また読み終わったのか?」
気さくな70歳の店主が話掛けてきた。この古本屋は、安くて、状態が良い。家から近いのもあって、本は必ずここで購入する。なので、いつの間にやら顔なじみになっていた。
「そうなんだ。もう読む本が無くて」
「おし。それじゃあ、俺のイチオシの本を教えてやろう」
「え? 何々?教えて!」
店主自ら本を薦めてくれるなんて、滅汰にない。これは期待が出来る。
「ええっと、B-C…3段目…あった!」
青年はその本の題名を読んだ。
「[哲学 灯火]? 面白そうだな」
青年が手に取ろうとした時、もう一人の手とぶつかった。
「あぁっ。す、すいません」
後ろ髪を縛った女性は、慌てて頭を下げた。
「いえいえ。お気になさらず」
軽く流すと、
「あなたもこの本を?」
女性が訊いてきたので、
「はい。非常に興味深いです」
と返した。
「あなたとは話が合いそうです。また、どこかで会ったら、ゆっくりお話しましょう」
と、本を取らずに行ってしまった。
「…あっ。本、買いに来たんだった」
ふと思い出し、本を探した。それからしばらく。もう夕暮れ時になり、帰ろうと、本を数十冊買って古本屋を出た。
「あ。夕飯、どーしよ…コンビニでいっか」
帰り道の近くのコンビニに寄り、スープと肉まんを買った。そしてコンビニを出てみると、
「お、雪か」
空から雪が降り注いでいる。それに、かなり多い。青年は急ぎ足で家へ帰る。その道を途中。
「ん? なんだろ」
雪が不自然に盛り上がっている。わずかな好奇心から、雪を掻き分けてみた。すると、
「う、うわぁッ…!」
青年は思わず声を上げた。そこには、女性が倒れていたのだ。
「ヤバくないか? こんな所で」
青年は女性を背中に乗せ、家に着いた。
「よう、兄ちゃん。また読み終わったのか?」
気さくな70歳の店主が話掛けてきた。この古本屋は、安くて、状態が良い。家から近いのもあって、本は必ずここで購入する。なので、いつの間にやら顔なじみになっていた。
「そうなんだ。もう読む本が無くて」
「おし。それじゃあ、俺のイチオシの本を教えてやろう」
「え? 何々?教えて!」
店主自ら本を薦めてくれるなんて、滅汰にない。これは期待が出来る。
「ええっと、B-C…3段目…あった!」
青年はその本の題名を読んだ。
「[哲学 灯火]? 面白そうだな」
青年が手に取ろうとした時、もう一人の手とぶつかった。
「あぁっ。す、すいません」
後ろ髪を縛った女性は、慌てて頭を下げた。
「いえいえ。お気になさらず」
軽く流すと、
「あなたもこの本を?」
女性が訊いてきたので、
「はい。非常に興味深いです」
と返した。
「あなたとは話が合いそうです。また、どこかで会ったら、ゆっくりお話しましょう」
と、本を取らずに行ってしまった。
「…あっ。本、買いに来たんだった」
ふと思い出し、本を探した。それからしばらく。もう夕暮れ時になり、帰ろうと、本を数十冊買って古本屋を出た。
「あ。夕飯、どーしよ…コンビニでいっか」
帰り道の近くのコンビニに寄り、スープと肉まんを買った。そしてコンビニを出てみると、
「お、雪か」
空から雪が降り注いでいる。それに、かなり多い。青年は急ぎ足で家へ帰る。その道を途中。
「ん? なんだろ」
雪が不自然に盛り上がっている。わずかな好奇心から、雪を掻き分けてみた。すると、
「う、うわぁッ…!」
青年は思わず声を上げた。そこには、女性が倒れていたのだ。
「ヤバくないか? こんな所で」
青年は女性を背中に乗せ、家に着いた。
