「あぁ、チクショー、見なきゃ良かったなぁ、クソ・・・」
黄金色の瞳をスッと細めた。
一匹の黒蛇は主から離れ、ある蛇の死骸を依り代にしていた。
【目が冴える蛇】
ありとあらゆる願いを叶える。
だが、余りにも
「理不尽だ・・・割りに合わぬ・・・」
願いを叶え、死ねと?
あぁそれならば、自我等要らぬ。
ただ、ただの蛇であったのなら。
ー・・・どれだけ幸せだろうか?
何度もこの蛇の頭をよぎった。
叶わない願い事。
「何が願いを叶える蛇だ…!!」
願いを叶えるくせに。
自らの命を捨てるのに。
己の願い事は叶えられぬ等。
この満月は、こんなに美しいのに。
「許さねぇからな……」
ーとある蛇の復讐劇ー
