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三年冒険記~忘却の世界ザイアス~BloodPart1~


第二章 ザイアス大陸                                                                                     前回のあらすじ~「ザイアス」と言う謎の世界に到達した、阿久間 和樹。その世界で和樹は古くからの友人、三好 琥夘希を発見する。彼は三好を置いていけないと判断し、安全な場所に三好を連れていくことにした~                                                                                         急に雨が降ってきた・・・さっきまで快晴だったというのに・・・とりあえず、安全な場所を探して、そこに籠城して、雨が止むまで待つか・・・ 外はえらく寒かった。風はかろうじてないものの、雨が次々と体を叩きつけてくる。俺には到底そんな場所に出てまで周囲の探索をする勇気はない。というか、こんな大雨の中、堂々と外に出ていく人間は大したもんだよと感心してしまうかもしれない。 突然、足の激しい痛みに襲われた。脚を見てみると、皮がベリっと剥がれて肉が見えていた。三好を運ぶことに夢中で気づきもせず痛みを味わいもしなかったのか・・・しかしまあ、どこでこんな重症になったのか、実は自分でもよく分かっていなかった。しかし痛いなあこの傷。小規模な断層が出来た様な感じになってるよww、    「・・・・・う、うううう・・・」三好が意識を取り戻した様だ。           「おい三好大丈夫か??怪我はしてないか?いって・・・」                     「ああ、なんとかな・・・・・・しかし、ここはどこなんだ?和樹。」               「俺もよく分かってないんだ、でも、ここがいつもの世界とは全く別物だってことは分かった。」三好にそう説明するも、急にこの世界で生き延びろとか言うのは、今の三好の状態を考慮してやめておいた。周りを見てきたいのだが、三好は疲れきっている。しかし・・・外に友人がいるとすれば、こんな大雨の中放置するのは危険だろう。俺はそう思い、悲鳴をあげる右脚をうまく立ち上がらせ、洞穴の入り口へ、向かった。そしてその振り向き様に、三好にこう言って説明を上手く施した。             「三好、俺はちょっと外を見て廻ってくる。俺が三好を見つけたのも、周りを見回したからこそ見つけられたんだ。もし、この大雨の中に俺たちの友達が取り残されているとしたら、それは放っておけないだろう?今の俺の心境は今言ったことと同じだよ。分かるだろ?三好。」俺がそう言うと、三好は全ての事情を察してくれたようでゆっくりと、そして大きくと頷き、行ってこいと言うような仕草をして、二人で数秒間のアイコンタクトをして、俺は外に出た。土砂降りだった雨はいつの間にか小雨に変わり、空の雲は少しだけ消えて、その隙間からは、太陽ではない、でも太陽に似ている恒星が覗いていた。その光は地上に降り注ぎ、生命(いのち)に元気を届けているような、そんな光景が想像出来るほど素晴らしかった。  辺りを見回してみる。すると、三好と似たような人影が二人見えた。しかも、片方は歩いている。俺は走ってその人影に近づいた、すると・・・友人だった。笹浦 翔五(ささうらしょうご)と、黒鷹 光洋(くろたかみつひろ)の二人だった。すかさず声を掛けてみる。                      「おーい翔五ー、光洋ー?聞こえるかー?」                            「その声は・・・和樹か!?助けてくれ!!翔五が息をほとんどしていないんだ!もしかしたら生命の危険があるかもしれない・・頼む!!手伝ってくれ!」光洋の必死の呼び掛けに、俺は応じざるを得なかった。二人も、三好同様、古くからの付き合いがある友達だ。黙って見過ごす訳にはいかなかったのだ。      「分かった!今行くからそこで待ってろ!!」向こうから、おう、分かった!という威勢のいい声が聞こえた。光洋独特の喋り方だ。俺のみならず、光洋と親しい奴は、こういう声を聞くと、ああ、やっぱり光洋だなぁとついてい思ってしまう。話は変わり、光洋の元へたどり着いた俺は、即座に人工呼吸を始めようと思ったが、自分は肺が弱いという事をすっかり忘れていた。そこで、人工呼吸を光洋に任せて、俺は胸骨圧迫を開始した。すると、心肺蘇生を始めて数分後、                       「げほっげほっ!!ごほっ!!」翔五が息を吹き返した。安心の気持ちで胸がいっぱいになった。脚に余計力が入り、太ももが痙攣を起こして、吊りかけた。                         「琥夘希もこの世界に居るんだ。案内するから、翔五も付いてきてくれないか?」そう二人に問いかけると、大きく頷いて、俺の意見に賛成の意を示してくれた。 数分歩くと、三好の居る洞穴に着いた。その洞穴は、十人入れば一杯になるほどの小さい洞穴で、少しだけ環境を良くすれば、今からでも住めそうだった。早速俺は、近くにあった浜から見つけた、大きな、しかも傷無し新品の日本製ビーチマットを、黒鷹と三好に手伝ってもらい、洞穴の中に、無理矢理ながらも押し込み、床にしいた。ビーチマットはフカフカしていて、座り心地は良かった。天井は玄武岩で出来ていて、ほんの少しだが、柔らかかった。少し休憩して、たまたま持ち合わせていた長い包帯を一巻きちぎって自分の脚にそっと巻き付けた。さっきより痛みは消えて、徐々に楽になっていった。念のため三好に同行してもらい、この大陸を探索してみることにした。黒鷹には笹浦の世話を頼んだ。 三時間、途中休憩を挟みながらも、無事大陸の大きさを測定することが出来た。測定したデータを元に、大陸の大きさを計算すると、まず、この大陸はとてつもなく大きい事が判明した。そして、この他にも、どこかと陸続きになっている大陸も向こうに見えた。俺は、この大陸を『ザイアス大陸』と名付ける事にした。そして、測定データを元に、大陸の大きさを推定計算すると、縦およそ六km、横およそ五kmほど有ると推定した。もしこれが本当の値なら、この世界の大陸や地形は全てこれぐらいの大きさが有ることが推定されることになる。まあともかく、こういう難しいことは後で考えることにして、この大陸は食料が大量にあって、生活に全く困らない状態を常に保ち続けている場所だ。良かった、暫く食料には困らなさそうだ。だが、寝床の毛布がないと、あいつらも寒さに耐え切れなくなって凍死してしまうかもしれない・・・それだけは勘弁してほしいぞ・・・             第二章 ザイアス大陸~完~

まずあとがきを始める前に一つ、皆様に謝りたいことがあります。この作品の1ページ目に、謎の文章がありますよね?あれ、弟が遊び半分で適当に書いた文章を投稿したものです。なので、本文とは全くの関連性はございません。と言うことでブラッド・ダイアルでこざいます。いやー、もう初夏でございますが、皆さん、如何お過ごしでしょうか?私はテスト二週間前に入り、そろそろヤバイと今焦っておりますwそんな中での投稿となりましたが第二章、楽しんでいただけましたか?それでは。
<2016/06/16 20:28 ブラッド・ダイアル>消しゴム
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